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開発コラム No.2 ハビックスブランドの次なる製品
からだふき、吸水タオルの開発

ハビックスブランド「Kireine」の第2・3弾の製品
「Kireine超保温からだふき」、「Kireineふわっとたっぷり吸水タオル」の
開発についてインタビューしました。

今回の新商品について、開発に至った背景を教えてください

第1弾の「Kireineトイレに流せる超厚手おしりふき」の紹介のため、医療・介護施設を訪問している際に、清拭用のタオルから使い捨ての不織布からだふきに変更した施設様のお話を聞く機会がありました。その施設では、保温庫で不織布からだふきを温めたあと、利用者さんのからだを清拭するのですが、保温庫からの距離があったり、別の作業をしている間に冷めてしまい、困っているとのご相談がありました。
そこで、このお困り事を解決できないだろうかと考え、開発をスタートしました!!

  • 「Kireine超保温ふんわりからだふき」
  • 「Kireineふわっとたっぷり吸水タオル」

従来製品とKireine製品との最大の違いは何でしょうか

従来の使い捨てからだふきを分析したところ、シートが薄く、水分量もさほど多くないことが分かったため、弊社製品では、圧倒的な厚みとたっぷり保水をすることで長時間温かさをキープすることが可能な製品を開発しました。

圧倒的な厚み!!

最も苦労した点について教えてください

温かさをキープできるように設計した初回試作品は、社内評価で狙い通りの評価であり、自信を持ってモニタリング評価に挑みました。ところが、看護師さんから、肌触りがザラザラするという指摘をいただきました。改めて確認すると、確かに僅かですがザラつきを感じる部分があり、看護師さんは身体を拭かれる方のことを第一に考えて製品を選ばれており、私たちの評価が甘かったと猛省しました。

そこで、私たちは基材の不織布設計をイチから見直し、滑らかな表面性に加えて、保温性を保てる製品の開発を続けてきました。ようやく納得のいく製品が完成できたため、前回確認いただいた病院はもちろんのこと、日本最大の病床数を誇る藤田医科大学病院にもモニタリングにご協力いただきました。その結果、温かさの持続性を多くの方に実感いただき、前回の課題であった肌触りも非常に高い評価をいただくことが出来ました。

  • 8分後でも温度をキープ!!
  • 病床数日本最大の藤田医科大学病院でご評価いただきました!!

ほかに工夫した点はありますか

完成した製品をどのような形でプロモーションするかを検討しました。トイレに流せる超厚手おしりふきでは、その違いが一目瞭然でしたが、今回の製品の特長である「保温性」、「柔らかさ」は、パッと見ただけでは伝わり難いため、ご使用いただける方に分かりやすく伝える方法を模索しました。まずは保温庫を購入し、訪問先や展示会に持ち込み、従来品との保温性の違いを実感していただきました。またサーモグラフィーカメラを使って、一目で保温性の違いが分かる工夫を行いました。その結果、訪問先や展示会でご覧いただいた方からは「非常にインパクトがあり、製品の良さがよく伝わった」とのご感想をいただいています。

メディカルジャパン HAVIXブース

明日の介護を明るく照らすために

私たちハビックスは、2024年春に「Kireine」というブランドを立ち上げたばかりではありますが、今後も全力で医療・介護に関わる皆様の支えになれるような製品開発に取り組みます。
今回、ご紹介した製品だけでなく、多くのラインナップを取り揃え、医療・介護に関わる衛生と安心に繋がる製品の開発にチャレンジしていきます。今後ともご期待ください。

紹介製品:超保温ふんわりからだふき、ふわっとたっぷり吸水タオル